■プティオより追記
前回ご使用のB-100に比べ、今回の噴水セットのポンプVM-1は流量が少なく噴水が広がりすぎないので、小さなお池の中の噴水としてはベストマッチでした。
岡さんは長年水中ポンプをお使いいただいている経験から、さりげなく工夫をこらされています。
初めて噴水をおつくりになる方に、ご参考までにプティオ編集部より「屋外噴水を楽しむ際に、ご注意いただきたい点」を2つ、追記させていただきます。
●屋外の噴水の注意点 その1 水ハネのロスによる空運転に注意
器に水を貯めポンプを使う場合(川や水道の水源から常に水を供給していないケース)では水ハネ程度のロスであっても徐々に水位が下がり、場合によっては空運転につながるケースがあります。
屋外では室内に比べ、水ハネの飛び散りはさほど神経を使わなくてもよさそうに感じますが、風のために、噴水の飛沫や水ハネが容器外に飛ばされ、思わぬスピードで水が減ることがあります。水を貯める容器は噴水のサイズよりも十分大きなものをお選びください。
●屋外の噴水の注意点 その2 水質の維持、ストレナー・フィルターの清掃
小型水中ポンプVM−1は室内用として設計されています。
VM−1は室内できれいな常温の水で運転することを前提のため、ポンプ底面にある吸水口に取り付けるストレナー・スポンジフィルターは簡易的です。
VM−1は小さな噴水で、比較的アレンジしやすいのは良い点ですが、フィルター能力が小さいため、濁った水やヘドロのあるような状況下でのご使用はフィルターの目詰まりをおこしやすいのでご注意ください。
VM−1を屋外で使用される場合は、点検と清掃をまめに行ってください。
屋外のように周囲の草木枯葉など有機物、土埃がはいりやすい環境であったり、または水中に金魚や水草などの生体を入れる場合は、有機物を栄養に微生物類の増殖がすすみ特に水が汚れやすい環境となります。
また、気温の高い時期は微生物の増殖スピードが加速的に早まりフィルターが目詰まりしポンプの水揚げを妨げます。
水をきれいに保つこと、定期清掃をこまめに行うと、安全でポンプの寿命も長持ちします。
ストレナー・フィルターの大きなものを用意するのも良策です。
岡さんは、前回のシシオドシで自作フィルターを紹介してくださっています。
ろ過能力の高いフィルターをプラスすると、掃除の頻度回数がへり、長期運用が楽になります。ご参考に。
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