DCポンプ。水位センサー付きタイプと排水用作動スイッチ付きタイプの違い
Q: C4SP2の水位センサー付きタイプを暗渠の排水に使いたいのですが…
A: 排水用途には、作動スイッチ付きの排水ポンプをお選びください
センサー付きポンプの使用目的
水位センサー付きポンプ
水位センサー付きポンプは水位が下がると自動的にスイッチが切れる、安全性を追求した水中ポンプです。水位センサー付タイプは、万が一水切れを起こした場合に、水位センサーが働き自動的に水中ポンプを停止させます。カラ運転を防止し、安全にお使いいただけます。
水位センサー付きの機種には、C4SP2があります。C4SP2は女性の手のひらサイズでハイパワー、最大揚程3.6mのDCブラシレスポンプです。
水位センサー付きの機種には、C4SP2があります。C4SP2は女性の手のひらサイズでハイパワー、最大揚程3.6mのDCブラシレスポンプです。
水位センサーの仕組み
2本のセンサーの両端に水が触れている間はポンプが回転し、どちらか一方でも水が触れなくなるとポンプが停止します。
C4SPを例にとると、底にある水の吸込口のフタをとめている4本のビスのところの対角(左の画像でピンセット先で指し示しているところ)に2本の短い金属棒があり(ポンプお裏側対角にもう1本)このが水位センサーです。この金属棒の先端に水が触れているとポンプは動き、水が触れなくなるとポンプは停止します。
※水面が波打っていたり、水が直に触れていなくても水滴の付着や湿度等で通電する場合には厳密な水位の高さと一致しないことがあります。
水中排水ポンプ(差動スイッチ付き)
水位によって自動運転をするポンプには、もう1種類、排水ポンプ(差動スイッチ付き水中ポンプ)があります。主に、狭いくぼみ、低地などに溜まる水や、ハンドホール内の水の排水の用途で用いられます。
作動スイッチ付き水中排水ポンプの機種には、C4SP2とM6SPの2機種があります。
M6SP2はC4SP2よりも一回り大きく最大揚程8mの更にハイパワーなDCブラシレス水中ポンプです。
差動スイッチの仕組み
差動スイッチは2つのセンサーからなり、低位置にある【空センサー】まで水位が下がるとポンプを自動的に停止し、高い位置にある【満センサー】まで水がたまると自動的にポンプの運転が再開する仕組みになっています。
水位センサー付きタイプは、排水ポンプとして使えないの?
水位センサー付きタイプは、水がなくなると自動停止する機能がついたポンプで、万が一、水がなくなった場合に空(カラ)運転を起こすことなく、自動的に停止をする安全で便利な機能です。
しかし水位センサー付タイプは、空運転防止目的以外の「排水」用途の使用には向きません
チャタリング現象(ハンチング)の影響
水位センサー付き水中ポンプを(空運転防止とは別目的で)排水用途(ハンドホール内や低地に溜まる水のくみ出し、など)に使う場合、チャタリング現象(別名ハンチング)が起き、ポンプ寿命に著しく悪影響を及ぼします。
水位センサータイプでは、水位センサーは1つで、水位が低下すると電源OFFの機能のみのため、チャタリング現象(ハンチング)が起きると、水位センサーのオン/オフが激しく入れ替わり、ポンプ本体に大きな負荷をかけてしまいます。(下記の補足参照)。
水が増えたらON、水がなくなったらOFFというような用途には、差動スイッチを備えた「排水ポンプ」の機種をお求めください。
–《補足》– 排水時のチャタリングで水位センサーが過剰に働くとポンプに負荷をかけるメカニズム 水位が下がるとセンサーが感知してポンプが停止 ↓ 排水ホース(パイプ)内の水が逆流して水位が上がる ↓ センサーが感知してポンプが運転 ↓ 水位が下がりポンプが停止 ↓ …以下、繰り返し |
排水用 差動スイッチ付タイプの 利用法C4SPに差動スイッチを装備した 排水ポンプは、下記ような用途に便利です。
・排水ドレーンタンクの内部の排水
・水の容器の水位をいつも一定に保ちたい など
C4SPのポンプ吸込口を排水されたい位置に設置してください。
容器の排水したい高さにこの棒の先端がくるようポンプの下に適当な高さの台を置く、または容器の壁に固定するなどしてセットすると良いでしょう。
排水ポンプ(差動スイッチ付き)
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