分解のコツ 「わしが教えて進ぜよう!」 |

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はじめに、ベースカバーをはずすのじゃ。
ベースカバーのフックをつめで引っ掛け、カバーを引く。…
力任せに引っ張って、ベースカバーのツメを割っては行かんぞ!!
ちゃんとツメを指で引いてからはずすのじゃ。
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丸く見えるのが水吸い込み口、
ポンプケーシングキャップ。
白く印字されておるのが、VM-1のロットナンバーじゃ。
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ベースカバーをはずしたら、次は
内側にセットされておるフィルターを取り出す。
…実際使用したフィルターは、もっとネトネトじゃ!
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フィルターは水の中でやさしくもみ洗いじゃ。
思った以上に水だけでもきれいになるぞ。
洗剤は使わなくてもOKじゃ。
これぞ、地球環境にやさしいエコ運用。
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固いときは、無理せず道具を使うのじゃ!
吸い込み口のキャップは…たいてい固くなっておる。
ラジオペンチを使って回すのが王道。
手で無理をしてパーツを割らないようにな…。
モータのコイル部はポリウレタン樹脂を注型・真空脱泡し加熱硬化させて密封してあって、水とは完全に絶縁されておるぞ。
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これが、モーターの心臓部、ローター。
「フェライトマグネット製」=「磁石」じゃから、磁力で本体に引きつけられておる!
ところで、ローターをパソコン回りや家電製品周辺に置き去りにしないようにな
(フォッフォッ…)データが飛ぶぞぃ。
※「フェライト」は酸化鉄の微粉末を成型し高温で焼結したセラミックスの一種。水中でさびることはない。
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ローターのはずし方に慣れている人は、弾みをつけてぽんと出すやり方もするの。
じゃが、失敗してローターを落とすと、フェライトマグネットは割れるぞ。
注意が必要じゃ。
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モーターの中は丁寧に水洗いじゃ。
内部は絶対に洗剤を使ってはならん!
潤滑剤が取れて、異音の原因になりますぞ。
やさしく布等でこすり取る程度で充分きれいになるのじゃ。
細かい部分の汚れを綿棒を使って拭い取れば、さらに丁寧な仕事じゃ。
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プチコ一言メモ |
■365日連続使用する宿命(?)の水中モーターは、1年使うと洗濯機などの家電製品の約10年分に相当します。
異音やガタツキが気になりだしたら、ローターを取り替えると新品同様に戻りますよ。(原因の多くはローターの摩耗なんです)
水中ポンプを運転中に「音がうるさく感じる」「がたつきがひどくなってきた」等の異常を感じたら、まずは分解掃除とローター交換をしてみてください。
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