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■ ポンプの選び方-2 (特性表の見方→揚呈と流量)
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『最大揚呈』とは「流量がゼロになる高さ」です。
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■前回のおさらい■
<最大揚呈>は、ポンプに垂直に伸ばしたチューブの中で計測します。水面からチューブ内の液面までの距離を「最大揚呈」と呼びます。
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流量と揚呈は、反比例します。
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★VM-1の例
●お使いの地域が「東日本の場合は50Hz(赤い線)」、「西日本の場合は60Hz(青い線)」の値となります。
●「水面からの高さ40cmで筧を作って水をながしたい」という場合、上記のVM-1を例にとると、東日本では約1.8リットル/分、西日本では約3.3リットル/分の流量が得られることがわかります。 (実際の水量は、ノズル、設置条件、その他の要因により異なる場合があります)
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★B-100の例
●お使いの地域が「東日本の場合は50Hz(赤い線)」、「西日本の場合は60Hz(青い線)」の値となります。
●「水面からの高さ100cmの高さに水を汲み上げたい」という場合、上記のB-100を例にとると、東日本では約3.9リットル/分、西日本では約6.8リットル/分の流量が得られることがわかります。 (実際の水量は、ノズル、設置条件、その他の要因により異なる場合があります)
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最大揚呈
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水を押し上げることの出来る高さでVM-1の場合を例にとると 63/87(cm) のように表します。 前の63(cm)は50Hzでの、後ろの87(cm)は60Hzでの数字を示します。 揚程は「ヘッド」ということもあります。cmでなくMで表示することもあります。
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最大流量 |
送り出す水の量でVM-1の場合を例にとると 5.0/6.1(L/分)のように表します。前の5.0(L/分)は50Hzでの、後ろの6.1(L/分)は60Hzでの数字を示し、(L/分)は1分間に送り出すリットル数です。 1時間当たりの量(L/h)で表す場合もあります。
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流量と揚呈の相互関係 |
流量は実際に使われる揚程によって変わります。 揚程が大きくなるに従って流量は小さくなり最大揚程の時、流量はゼロになります。 逆に揚程がゼロのとき流量は最大になります。 どちらかがゼロではポンプを使う意味がありません。 実際に使われている時の流量はゼロと最大流量の間となります。
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