ホー小型水中ポンプ、ソーラーポンプの有限会社プティオ PUTIO,Ltd.

ソーラーパルサーE 主制御装置SPE-STD50 / SPE-STD72 の概容

「ソーラーパルサーE」 　制御装置　SPE-STD50 / SPE-STD72 は日射量に応じたソーラーモジュールの発電電力により潅水を行う日射量対応潅水装置を構成する給水 （潅水） 制御装置です。 蓄電式ソーラー自動潅水装置はブラシレスＤＣモータポンプの運転を直接制御して圃場への給水を行 うため、貯水タンクを高所へ設置することが不要な拍動潅水制御装置です。

ソーラーパルサーE主制御装置SPE-STDの特徴

一日の給水回数、給水ポンプの駆動時間を 1～30分の範囲で、給水ポンプの停止時間を給水時間～120分の範囲 で設定することができます。
また、強制運転スイッチでサイクルをリセットして強制的に給水も行うことが可能です。

選べる使用法

１）自動運転開始：電源スイッチ ON で自動運転を開始します。

２）計画給水量設定：圃場への最大計画給水量をポンフ゜給水・停止周期として以下の”給水時間”および”停止時間”の設定により行います。　*　最大計画水量は最大日射量に対応した給水量となります。

３）給水時間設定：給水ポンプの運転時間を時間設定ボリュームの”給水時間”側で設定します。
　*　設定”給水時間”は液晶表示部に表示されます。（給水ポンプが設定された給水時間だけ駆動されます。）

４）停止時間設定：日射量が最大の時の給水ポンプの停止時間を時間設定ボリュームの”停止時間”側で設定します。　
*　設定”停止時間”は液晶表示部に表示されます。（給水ポンプが実際に停止する時間は設定時間を基準に、最大日射量からの発電減少割合に対応して長くなる”日射比例停止時間”になります。）

５）強制給水：強制運転スイッチで給水ポンプを強制的に駆動させます。（給水ポンプが設定された”給水時間”だけ駆動されます。）

動作について

１）拍動潅水
給水動作は　給水設定時間の給水ポンプ駆動と日射状態に応じた長さの給水・停止を繰り返す”拍動潅水”動作を行います。

２）自動運転
2-1　自動運転開始：電源スイッチ ON で運転を開始します。

2-2　給水開始：日射量が上昇しソーラーモジュールの発電量を10分間の平均電圧で比較し、上昇が確認されると当日分の給水動作が開始されます。

2-3　日射比例給水：給水ポンプ駆運転は設定された”給水時間”に達すると自動的にポンプは停止します。設定されたポンプ停止時間が経過すると再び運転を始めます。ポンプ停止時間は設定時間を最小値としてソーラーモジュールの発電電圧が減少すると停止時間が長くなりその結果給水量は少なくなります。

2-4　給水終了： 日射量が減少しソーラーモジュールの発電電圧が3V以下の状態で9時間継続すると当日分の給水動作を終了し、給水回数を記録します。
　※暗くなるにつれて発電電圧が減少すると停止時間が延びるため実際には給水されなくなります。

2-5　強制給水：強制運転スイッチを押し強制的に給水すると同時に給水回数が”+1”されます。

３）電源制御方法

3-1　充電制御：バッテリー電圧が14.5V以上になるとソーラーからの充電を停止します。バッテリー電圧が14.0V以下になると充電を開始しします。

3-2　過放電保護機能：バッテリー電圧が11.5V以下になると過放電保護のためにポンプの運転を停止します。バッテリー電圧が12.5V以上に回復するとポンプの運転を可能とします。

　※注意： 冬季などに使用されない場合はバッテリーを満充電※の状態にしてからバッテリー側の端子を外しテープなどをして絶縁し保管して下さい。バッテリーを放電した状態で放置するとバッテリー寿命が低下します。

※満充電：バッテリー電圧表示で13.5V以上。

ソーラーパルサーEのシステム図（概容と設置例）

本制御装置　本体以外　の　要素部品・仕様
ソーラー　モジュール		DC12V　20～40W
バッテリー (制御装置と同じBoxへ収容)		SPE-STD50 :DC 12V　5Ah SPE-STD72 : DC 12V　7.2Ah
給水ポンプ		当社水中ポンプ　C4SP２-S17　DC17V

 

ソーラーパルサーシリーズ向け　点滴チューブ・配管部品　扱い一覧 （オプション）

 

 

　ソーラーパルサーＥ　(概容)